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語り継がれていくもの

えだまめこども園が開園して、3度目の秋が来ました。
園舎が建つ前は、地域の方にも愛される、広々とした“お花畑”でした。
こども園の建設が始まった際、園庭の片隅にひとつだけ株が残っていたようで、地面の下でひっそりと、いつか太陽の光を浴びるのを待ち望んでいたことと思います。
すぐ横にはコンクリート塀が埋まっており、決して育ちやすい環境ではありませんでした。
本来は、根茎が丸く膨らみ、横に這うように伸びて株が大きくなっていきますが、独自に大きくなって、見事に紫色の花を咲かせたジャーマンアイリス。
そんなジャーマンアイリスに、『ド根性姫』という名前を付けた地域の方が、株分けをしてくださり、にじ組(2歳児)の子どもたちが畑の隅に植えてくれました。

掘った穴に株を寝かせ、優しく土を掛けます。
花を咲かせるのは、にじ組(2歳児)さんが2年半後につき組(5歳児)さんになった時・・・
その時みんなは、どんなお兄さん、お姉さんになっているでしょうか?

また、ジャーマンアイリスは、「虹の花(レインボーフラワー)」とも呼ばれます。
くじら畑にも、きれいなお花の虹がかかるのが、今から楽しみです🌈
おまけ

最後まで、植え込み活動に取り組んでいたYちゃん。
よく見ると、いもほりで掘り残されていた、“さつまいもの根っこ”でした。
「おいもさんも、一緒だよ。」と、ジャーマンアイリスの間に、丁寧に植え込んでくれました😊


“お花畑”だった頃のお話を、地域の方が子どもたちに聞かせてくれました。
えだまめこども園が、次の世代へと語り継がれていく場でもあってほしいと思います🌟